なつめ・クコの実は、そのまま食べる?毎日使える薬膳食材の基本
この記事でわかること
買ったままになっていませんか?なつめ・クコの実・陳皮の使い分け、料理に使う分量、戻し方と保存の基本をまとめました。
季節の食卓や薬膳の考え方を、食材選び・毎日の料理に生かしたい方へ。
薬膳食材を買ったものの、お茶に入れる以外の使い方が思い浮かばない。そんなときは、効能の名前よりも「甘み」「彩り」「香り」に注目してみてください。なつめ・クコの実・陳皮は、いつものお粥やスープ、蒸し料理に少しずつ取り入れられます。
なつめ|甘みを添える、食べる、煮る
なつめは品種や加工で、皮のかたさも果肉の食感も異なります。そのまま食べられる表示の商品は、おやつや料理のトッピングに。加熱用は表示に従って調理してください。丸ごとの実には種が入っていることがあるため、食べる前に必ず確認します。
煮ものには、種を除いて半分に切るか、細かく刻むと使いやすくなります。かたい実は無理にかじらず、煮てやわらかく。お粥やスープに入れると、砂糖とは違う果実の風味が加わります。
クコの実|仕上げに加えて、彩りと食感を楽しむ
そのまま食べられるタイプもありますが、乾いてかたい場合は少量の水でやわらかくしてから使うと食べやすくなります。戻し方や加熱の必要性は製品表示を優先してください。
お粥やスープでは、長く煮込むより仕上げ近くに加えると、形を残しやすくなります。戻した実を蒸し野菜に添えたり、食べる直前のヨーグルトに少量のせたりしても楽しめます。
陳皮|食べる量より、香りの加減
陳皮は乾燥させた柑橘の果皮。香りとほろ苦さを添える食材として使えます。細切りや粉末など加工によって香りの出方が違うので、初めは控えめに。必ず食品として販売されているものを使いましょう。
細切りは蒸し料理に散らし、大きな皮は煮出して取り除く使い方もできます。かたさや苦味が気になる場合、無理に食べる必要はありません。魚の蒸しものや鶏肉のスープにもよく合います。
作ってみる|なつめとクコの実の簡単お粥
材料(2人分)
炊いたご飯200g、水400〜500mL、なつめ1〜2個、クコの実小さじ1。
① なつめは表示に従って洗うなどの下処理をし、種を除いて刻みます。クコの実も表示に従って準備します。
② 鍋にご飯、水、なつめを入れ、沸いたら弱火で15〜20分ほど煮ます。ときどき底から混ぜ、水分が足りなければ足してください。
③ クコの実を加えてさらに数分煮て、材料がやわらかくなれば出来上がり。加熱時間は製品表示も確認します。主菜や副菜を添えて、一食のバランスを整えましょう。
お茶にした後の実は、食べてもいい?
食用のなつめやクコの実を清潔に扱い、必要な加熱をしたものなら、種などの食べられない部分を除いて楽しめます。ただし、ティーバッグの中身は食用の実だけとは限らず、製品ごとの確認が必要です。煮出した陳皮は、香りを楽しんだ後に取り除いても構いません。
開封後は、乾物でも早めに使う
保存方法は商品表示に従い、開封した日を記録しておくと便利です。常温保存品も高温多湿や直射日光を避け、袋をしっかり閉じます。未開封の賞味期限を、開封後の保存期限と考えないことが大切です。戻したものは乾物とは別物として扱い、使う分だけ準備しましょう。
毎日続けることを義務にする必要はありません。今日はお粥にクコの実、週末はスープになつめ。少しずつ味を知ることが、使い切るための近道です。
あわせて読みたい・参考資料
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香辛料・果皮・甘味の食材詳解
農林水産省:乾物
近畿農政局:食品を保存する時に気を付けたいポイント
本稿は食材・料理・食文化の情報です。薬膳の伝統的な説明は、食品による病気の予防・治療効果を示すものではありません。食事制限や服薬がある方は、医師・薬剤師の指示を優先してください。